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2024.04.07

出展者紹介:粕谷 修朗(陶磁)

プロフィール

東京都生まれ
東京藝術大学大学院日本画科修了
2001-2007沖縄県読谷村 山田真萬氏に師事
2007東京で工房を持つ
2019千葉県鴨川市に移転
2021穴窯築窯
穴窯と電気ガス窯の両輪で、自然釉、灰釉、粉引など日常使いの食器や花器を製作しています

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

工作用紙とハサミがあればいつまでも遊んでいるような子供でした。そのまま成長し大学の日本画科へ進みました。卒業後、沖縄への移住で「やちむん」に出会い、沖縄の風景そのままのような色や形に惹かれ、陶芸の道へ。

今いる場所の景色を映したいと思いながら制作しています。特に自然の中にある色と色の組み合わせが好きで、昔からじっと観察するくせがあります。そういう言葉にできずにいる、でも近くにある色を出していけたらと思います。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

鴨川の山の中に築窯した穴窯で、陶器を制作しています。
できるだけ近隣の山林で伐採された原木を薪にして、土地の木が灰となり、そこから生まれる表情に魅力を感じています。
同じ千葉の自然に囲まれた佐倉城趾公園で作品を手にしていただけるのがとても楽しみです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

昨年から、穴窯で白土の焼き締めに取り組んできました。白土だからこそ、炎や振りかぶる灰から生まれる表情が豊かで、柔らかい色合いに魅力を感じています。ぜひ手に取っていただきたいです。
他にも灰釉や粉引の器もいろいろ展示します。